武藤:福岡でやれば、あんな感じで盛り上がってくれます。これこそお客さんありきですよね、地元の。あんなに男の子も女の子のお客さんも入り混じっているの、多分地元の福岡くらいなので。東京でワンマンしても8割、9割が女の子ですもんね。福岡は男女共に愛してもらってる感じが凄かった。ヒシヒシと感じましたね。あぁ、生かされてんなって。
武藤:僕らはずーっとそうなんですよね。(アルバムを)リリースしても最後は絶対福岡!東京じゃなくて福岡!
ずっとやってきた中で、僕らはやっぱ福岡が好きやし、福岡在住でやってて、1番誰に見せたいかって言ったらやっぱり一緒の場所に住んでる仲間と先輩。お客さんももちろん。「俺たちここまで来たぜ!」って、見せる締めくくりとしてはやっぱり福岡なんですよね。だから再始動して何回も(福岡での)ライブ入れようとしたけど、「いや、絶対年越しワンマンでしましょう」って無理やり(笑)1発目じゃなくて、あえて最後にしようって。
武藤:ほんとに、ただいまっすよね!(笑)勝手に休んで、偉そうにただいまとか言って。
話しましたけど、本当にあの最初に音バーンって出した瞬間に世界が変わりましたもん。やっと色が戻ってきたというか。自分が「あぁ、今俺モノクロの世界にいたな」って思って。
福岡で1発目音出して。地元で。SOLD OUTして。びっくりしましたよ(笑)こんなに早くSOLD OUTするなんてね。
武藤:いやもう未だに多いっすよ!先輩のやってる曲とかもう全く思いつかないし、めちゃくちゃかっこいいステージしてる人っていっぱいいるんですよね。でも、その人たちは売れようと思ってなくて、本当に趣味で仕事しながらやってる人ばっかだから。だからそこから俺たちはそれを吸収して、それ貰って外に出て行きますね、っていうスタンスです。
武藤:そうですね。ニール・ヤングって知ってますか?すっごい大切な言葉で。僕とヴォーカルの亮介(稲木)の中では常に行動を起こす時のきっかけなんです。ただ、ずっと変わっていく中で、地元福岡は故郷として一生かわらないでしょうね。(47都道府県の中で)もう行ってない場所の方が少ないんですよね。それでも絶対福岡が1位。一生変わらないですね。音楽も飯も可愛い子も多いし(笑)福岡って音楽で頑張ってたらアパレルとも繋がるんですよ。アパレルで本気でやってる人たちとも。けっきょくそれが飲食にもつながって。輪があるというか、福岡には。そこで、誰かが頑張ってると誰かが力貸す。それをやってる感じがしてます。
絶対大事です。絶対忘れないです。福岡がなかったら生きてないですよ、僕ら5人とも。どこにツアーに行ってもいつか東京、でっかいステージでライブやんないとなって目標としてはありますけど。でもそこでやったことを福岡に持って帰りたい。
福岡の人はもっと音楽を聴いてくれる人、見に来てくれる人が増えて欲しい。でも福岡はやれるライブハウスが減っているんですよね。でもそこに需要があるんだよっていうのをもっと伝えていきたい。
武藤:僕らがやることっていうのは外でやって、持って帰って音楽シーン、福岡を盛り上げること。東京ドームでやって、ヤフオクドームでする。そこは下げない!同じところでする!(笑)
武藤:僕ら変わっていきますけど、5人は変わらないですし、僕らが思っている未来も変わらないですね。未来のビジョンも変わらないから、ずっとノンジャンルでやっていくけど、その《真ん中にあるもの》を見て、後ろから付いてくるっていうよりは、一緒に並んで大きな舞台を作りたいですね!
一緒に酒飲もうよとしか!(笑)俺んとこ来い!ぜーんぶ教えてやる。(笑)もうおれがヤられてきたことはやっぱ、もういっつも酒飲んで話して、バチバチやって、ライブでバチバチやって気持ちよく酒飲んで、の繰り返しだから。福岡ってそれが気持ちよくできる場だから、びびってるじゃなくて自分からガンガンいったほうがいい!!
地元福岡を愛し、福岡のファンに愛されるバンド 彼女 IN THE DISPLAY。
復帰した2016年は彼女 IN THE DISPLAYにとって新しい「挑戦」の年である。変化し進化していく彼ら、しかし芯がぶれない彼らを福岡の地から応援したく思う。
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