彼女 IN THE DISPLAY
左から逸見豪一(Key)、武藤海(Dr)、稲木亮介(Vo)、松永健太(Ba)、吉田弘輝(Gt)から成る5ピースバンド。
2010年の活動開始以来、ライブ会場限定で2000枚完売、結成半年で福岡親不孝grafにてワンマンを行い約200人SOLD OUT。翌年には初の東名阪ツアー。また、翌2012年には初の全国ツアーなど、年々活躍の場を広げている福岡発のロックバンドである。
「変わり続けてきたからこそ変わらずに生きてきた」
世界のロックミュージシャン ニール・ヤングの言葉を軸に、数々のアーティストとの共演を経て、 “音を楽しむ”ことを忘れず、飽きない音楽を作り続けている。
「ただいま福岡…」
vo.稲木亮介の静かな一声で、彼女 IN THE DISPLYの熱いライブが幕を開けた。
彼女 IN THE DISPLAYは福岡発のロックバンド。電波を思わせるバンド名とは裏腹に、その音楽は激しく、メッセージ性の強い歌詞はvo.稲木の歌声に乗せて観客に伝わり、会場を揺らす。どのジャンルにも囚われない、彼らが掻き鳴らすアップテンポな音楽は、その音が鳴った瞬間から会場をその世界に引き込む強い力をもっていた。
彼女 in the displayは2010年結成以来、その勢いとスピード感を持って活躍の場を広げてきた。しかし昨年2015年にvo.稲木の喉の療養のため、10月までライブを中止。今回のライブは、復帰後の初福岡ライブであった。このライブはサブタイトルを「BY YOUR SIDE FOREVER -来年は勇猛邁進、ちかっぱシャキるけん宜しくばい!」と題し、2015年のバンド結びとして、今年の休養からの復帰、そしてこれからの活躍を覗かせることを狙いとしたライブ。ライブのチケットは異例のスピードでSOLD OUTし、彼らの帰りを待っていた地元のファンで会場のDrum Sonは超満員であった。
ライブは序盤から最高潮。アンコールを含めて約2時間を会場全員と共に熱く、最速で駆け抜けた。
ライブ終盤、全員がステージから引いた後、リーダーのdr.武藤が1人ステージへ。会場を鎮め、語ったのは活動休止中の思いと自分の中での音楽、そして今後の活動への思いだった。
「ドラムを叩いた瞬間、モノクロの世界が色付いた」と語ったdr.武藤。続くアンコールでは、音楽はもちろん歌詞の1つ1つにも思いを込めたという新曲を披露。地元のファンに愛され、彼女 IN THE DISPLAYは2015年の幕を下ろした。
ライブ終了後、リーダーであるdr.武藤がこのライブと地元福岡への思いを語ってくれた。
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